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事業承継の前準備その1:会社の現状を知る

中小企業の経営者様が事業承継を行うにあたって課題となるのは、後継者を誰にするのか?また後継者が決まっていても、実際にいつ、どのタイミングでどうやって引き継ぐべきなのか等多岐にわたります。
  
そのため事業承継対策の中心となるのは、事業を引き継ぐための具体的な事前準備をしておくことと言えます。

では、具体的な準備とはどのようなことでしょうか?事前準備としてはまず以下の3点があげられます。

・会社の現状を知る
・自分自身の財産等を整理する
・後継者を探す

今回は、その中でも「会社の現状を知る」について解説していきます。
会社の現状を知るために以下の項目を整理しながら見ていくことから始めます。

1.会社の概要把握
2.資産と負債の状況
3.将来キャッシュ・フロー
 
1.会社の概要把握
 従業員数や、年齢構成について、また会社の将来像や競合他社との優位性について等、自社の概要を今一度整理し、把握しておきましょう。 事業承継は、目に見える資産や負債の承継はもちろんのこと、会社の信用や、ノウハウ、情報やブランド等の目に見えない資源も引き継ぐことになることから、これら自社の目に見えない『資源』についても改めて整理することをおすすめします。
 
2.資産と負債の状況について
 事業に供されている資産の評価額を算出します。この評価額の算出に当たって重要なポイントは、貸借対照表に記載されている帳簿価額ではなく、時価評価をすることにあります。状況に応じて専門家へ評価額の算定を依頼してください。
 負債は、どの金融機関からどれだけの金利で借入を行っているか、現経営者と金融機関との関係性も考慮しながら借入先を一本化できないか等を検討していきます。
 
3.将来キャッシュ・フロー
 事業承継時に必要な自社株の取得や事業移転等にはキャッシュが必要な場合があります。また、現役員への退職金の支給も検討しなければならないため、将来のキャッシュフローを予測しておくことが必要となります。

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